★愛玉先生の中国語ネイティブ化計画コラム
中国語って難しい!

中国語を学んでいる人も、そうでない人も、一般的にそう考える人は多いと思います。実際のところ、日本人にとっては最も学びやすい外国語のひとつのはずなのですが。日本人は漢字の読み書きはできますし、日中で共通した単語もたくさんあります。それなのに、どうしても「難しい!」という先入観が先にたってしまう理由は、何といっても「発音が難しい」という一点に尽きると思います。

日本語の発音は比較的シンプルで平板なので、日本人がふだん、言葉の発音に注意を払うチャンスはあまりないと思います。反して、中国語は細かな発音の言い分けによってはじめて聞き取りが可能になる言語なのでその性質上、正確な発音をないがしろにするわけにはいきません。発音が苦手な多くの日本人にとっては、どうしてもこの点が難関となってしまいます。一生懸命に勉強しても「通じる中国語」がなかなか身につきません。

でも、中国は日本の20倍以上の国土を持つ広大な国で、各地方にはそれぞれの方言があり、その発音は著しく異なります。実は、大多数の中国人にとっても「正確な標準語(=普通話)の発音」を会得するには、それなりの努力が必要になります。もちろん、それぞれのお国訛りとサヨナラできない中国人もたくさんいます。それでも、進学や就職、あるいは出張などで故郷を離れることになれば、お国訛りをひきずりながらなんとか他人と意思疎通を図らねばなりません。これは、発音の苦手な日本人とたいして変わらない状況です。

では、不正確な発音でもコミュニケーションを成立させるには、どんな心がけをしたらよいのでしょうか?それは、「大きな声で、はっきりと」話すことだと思います。たとえ発音が悪くてもいい、自信を持って堂々と話すことです。もちろん、これを実行しても相手に伝わらないことが多々あります。そんな時、多くの中国人は「はぁ?」なんて聞き返してくることと思います。しかし、決して相手の勢いにひるんではいけません。むしろ、「あなたはなぜ、わたしの言っていることが聞き取れないのでしょう?」くらいの心もちで、何度でも言い直しましょう。喉を開いて、張りのある声で、クリアに。こちらが堂々としていれば、相手の人は懸命に聞き取ろうとしてくれるはずです。まずは相手の注意をひきつけ、相手の尊重を勝ち取ることが大事なのです。

もしも、実践的な「通じる」中国語を学びたいと考えるなら、文法の習得よりも、豊富な語彙よりも、そして正確な発音よりも何よりも、まずはじめに「大きな声で、はっきりと」。これさえクリアすれば、中国語会話はもうそんなにこわくなくなるはずです。
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