※このフレーズで絶対に正確な声調を心がけたいのは「这」の部分です。話し手が「おそらく『こう』だろう」と予想していたことに反し、事実は「『そう(=这)』だった」。これがこのフレーズの最も強調したいポイントですね。ですから直前の「
原来」の部分は「原来」ひと続きで第2声になる程度で、また「这样」もひと続きで第4声になるニュアンスでOKです。そのかわり「这」の部分は、オーバーなくらいに急下降する第4声で発声します。
※このフレーズで最も伝えたい情報は「10時」という時間です。ですから、「十」の部分はこれも、芝居がかったくらいにしっかりと上昇する第2声で発音しましょう。また、その直前の「都」は「もう、すっかり」という意味で、意外なほどに時間が経過してしまったというニュアンスですので、これも話し手の感情表現として、「十」の次に強調したい部分。「快」も「早く帰りたい」という話者の気持ちを表現する部分です。その他の部分はあまり声調を気にせず、軽く発話します。