※「关于××问题」は「××の問題について」。「
抄袭门」というのは第20回のコラムでご紹介した通り、世間の関心を集める事件に関する一連の報道を「○○门」とくくる、今はやりの表現方法です。日本語にすれば単純に「盗作事件」としか訳しようがありませんが…。「境外」というのは「国境の外」、つまり海外を指す言い方です。「
人士」というのは「人」を指すのですが、多くの場合はひとかどの人物、たとえばある程度社会的な地位があるとか、何らかの分野において優れているといった人物を指します。「
媒体」はそのまま、メディアのことです。「
关注」は「関心・注意を払う」。「
当事人」は日本語と同じ、「当事者」です。「
说法」というのはこの場合、「言い分」という意味です。つまり、「
当事人们=複数の当事者たち」が「都=皆それぞれに」「
有说法=言い分を持っている」ということです。
※「向+目的語+提出」で「誰かに対して、何かを持ち出す・提案する」。その申し出の内容は、「将+A+用作+B=AをBとして用いる」です。「
这意味着~」は「~を意味する」。「
主办方」の「
主办」は主催するという意味。「~方」というのは「~側、~サイド」に当たります。「
事实上」は「事実上」。「实际上(shíjì shàng /実際には)」などとともによく使います。
※「
目前」「
近来」はそれぞれ「先日」「最近」という意味です。「
传出」は「伝えられる」ということですが、この「動詞+出」という表現は文字通り、「表面に目に見えるかたちで現れる」という方向性を示します。ここでは「世間という外の世界にニュースが放たれる」というニュアンスです。「
引发」は「引き起こす、誘発する」という意味です。「网友」の「网」はインターネットを指します。日本語にすると、ちょうど「ネット」という略語にあたります。「
网友」はネットの友、つまりネット利用者のことで、「网民(wǎngmín)」とも呼ばれます。「
普遍」は「全体に、あまねく」という意味ですので、「それらをひっくるめてすべて」というニュアンスをもって、その後に「都」がつきます。これは中国語表現の習慣的なものです。「
界定」は直訳すると「境界線を定める」といった意味ですが、つまり「定義する」「認定する」といった表現です。「
热闹滚滚」の「
热闹」は「にぎやかな」という意味ですが、後ろの「
滚滚」というのは、グラグラと湧き立つお湯のようなイメージです。激しく流動するさまを表現します。「
大多」は「ほとんど、大多数が」、「表示」は日本語とは違い「意見や気持ちを表現する」という意味です。「
相似度」の「相似」は「互いに似る」という意味、「××度」は日本語以上にさまざまな場合で形容詞とつなげて名詞化することができます。「
真实度(zhēnshí dù/信ぴょう性の度合い)」「
亲密度(qīnmì dù/親しさの度合い)」など。「
9成」の「成」は日本語では「割」という単位になります。「1成」=「1割」です。