会話中に出てきた「买件毛衣(セーターを買う)」のように、中国語では、名詞の前に助数詞を伴うことが多いです。
日本語の発想ですと、複数かつ具体的数字を表す時に「りんご2個」「ペン3本」のように使われる助数詞ですが、中国語の発想は若干、異なっています。
この場合、「セーターを1枚買いたい」と、具体的数量を述べたいのではなく、習慣的に名詞の前に助数詞をつけているのです。ですので、数量が「1」の場合は「一(yī)」は省略可能で、このフレーズでも「买一件毛衣」ではなく、「买件毛衣」となっています。これですと、結果として、セーターは1枚ではなく複数枚購入する可能性もあります。
難しく考えず、英語と同じ発想と考えましょう。例えば、以下のようなことです。
○ I want to buy a sweater.
× I want to buy sweater.