今回は自己紹介に関するフレーズとして、名前を尋ねあう受け答えを学びましょう。
■会話
A:你贵姓?
Nǐ guì xìng?
あなたは何さんでいらっしゃいますか?(直訳:あなたの苗字は何ですか?)
B:我姓张。你呢?你贵姓?
Wǒ xìng Zhāng. Nǐ ne? Nǐ guì xìng?
わたしは張です。あなたは?何さんでいらっしゃいますか?
A:我姓李,名字叫佳佳。你叫什么名字?
Wǒ xìng lǐ, míngzi jiào Jiājiā. Nǐ jiào shénme míngzi?
わたしは李です、名前は佳佳です。あなたのお名前は?
B:我叫大伟。以后就叫我大伟吧。
Wǒ jiào Dàwěi. Yǐhòu jiù jiào wǒ Dàwěi ba.
わたしは大偉です。これからは大偉と呼んでください。
A:好吧。大伟,你是学生吗?
Hǎo ba. Dàwěi, nǐ shì xuésheng ma?
わかりました。大偉、あなたは学生ですか?
B:是,我是大学生。
Shì, wǒ shì dàxuésheng.
はい、大学生です。
A:认识你很高兴。
Rènshi nǐ hěn gāoxìng.
お会いできてうれしいです。
B:我也很高兴。
Wǒ yě hěn gāoxìng.
わたしもとてもうれしいです。
■単語
贵(guì/形容詞):(接頭辞)相手への敬意を示す ※日本語の「お」にほぼ相当。「お名前」の「お」、「御社」の「御」など。
姓(xìng/動詞):~という姓である
叫(jiào/動詞):~という名前である、(名前を)~と呼ぶ
什么(shénme/代名詞):何、どんな(=英語のwhatに相当)
名字(míngzi/名詞):名前、氏名
就(jiù/副詞):すぐに、ただちに
是(shì/動詞):~である(=英語のbe動詞に近い)
学生(xuésheng/名詞):学生
认识(rènshi /動詞):知り合う、見知っている
高兴(gāoxìng/形容詞):うれしい、楽しい
今回は名前を尋ねる/名乗るフレーズに2種類が出てきました。
苗字を尋ねる/名乗るフレーズと、名前(ファーストネーム、あるいはフルネーム)を尋ねる/名乗るフレーズです。
「贵姓(guì xìng)?」は苗字のみを尋ねる疑問文で、これは相手を敬うていねいな尋ね方。
ビジネスの場などでは最も無難なフレーズとなります。
ただし、「贵姓?」は現在会話している相手の姓を尋ねる時にしか使えません。第三者の姓を尋ねる時には「姓什么(xìng shénme)?」となります。
これに対する回答は「我姓张(Wǒ xìng Zhāng)」のように、姓のみを名乗ることになります。
「姓」という動詞を「叫(jiào)」という動詞に置き換えると、ファーストネーム、あるいはフルネームを尋ねることになります。
「你叫什么名字(Nǐ jiào shénme míngzi)?」の「名字」は、ファーストネーム、あるいはフルネーム両方にあてはめることができるのです。
ですから、これに対する回答は、「我叫大伟(Wǒ jiào Dàwěi)」「我叫张大伟(Wǒ jiào Zhāng Dàwěi)」どちらでも結構です。
「你叫什么名字?」は「你叫什么?」としても大丈夫です。
■注目フレーズ2:
初対面で使う「お会いできてうれしいです」
「认识你很高兴(Rènshi nǐ hěn gāoxìng)」―英語の「Glad to see you」「Nice to meet you」です。
初対面で、知り合えた喜びを伝えるフレーズ。日本語では「お会いできてうれしいです」よりも、「よろしくお願いします」のほうが使われますが、これは非常に日本的な発想。
「よろしくお願いします」は、強いて言えば「初次见面,请多关照(Chūcì jiànmiàn, qǐng duō guānzhào /はじめまして、よろしくご面倒に預かります)」などとなるのですが、あまり自然な言い方ではないですし、少しよそよそしい言い方かも知れません。
「以后就叫我大伟吧(Yǐhòu jiù jiào wǒ Dàwěi ba)―これからは大偉と呼んでください」というフレーズが会話に出てきました。
「以后」は「今後」、「叫」は「名前を呼ぶ」、「我」は「わたし(を)」、「大伟=わたしの名前」、「吧」は「~してくださいね(語気詞)」……という構成ですが、なぜ「以后叫我大伟吧」ではなく、「以后“就”叫我大伟吧」なのでしょう?途中にはさまってる「就」は何なのでしょう?
「就」は動詞の前について「すぐに、ただちに~する」という意味をつくります。
この場合は厳密に言うと、「あなたはわたしの名前を知った、まさにこの瞬間から今後はずっと、“大偉”と呼んでください」というような意味になります。
つまり、英語で言う「from now on」に相当するのですが、こうした「就」の使い方は日本語にはない発想なので、どういった場合に使えばいいのか、なかなか分かりづらいと思います。これはたくさんの事例に触れて行くうちに、自然と使いこなせるようになりますので、あせらずにじっくり慣れていくことにしましょう。
無料中国語会話コラム一覧に戻る
【1】中国語単語帳学習
【2】中国語ピンイン変換
【3】シンプルな中国語デコメ
【4】中国語デコメ検索
【5】中国語の歌詞
【6】中国語イロハ(初めての人向け)
【7】無料!愛玉中国語コラム
【8】無料!中国語会話コラム
【-】運営会社
【-】中国語辞書
【-】カフェで中国語会話をレッスン
【9】お問い合わせ
【0】どんと来い中国語TOP
【-】(パソコン向けサイトTOP)